最後の最後にゼアを冠する国が存在するのは気に入らない。かつて37ヶ国にタコ殴りにされた恨みは忘れない…。それにトータスはエデンが最初に奪取した我が領土。神聖ゼア帝国とやら…。世界の終わりと供に塵となって消えるがよい。エデン全軍に告ぐ。陣営が整い次第、トータスブルグへ出陣。楽園国家エデン国王 キース・ヴェルヌ
契約に基づき、傭兵王にも出陣願いたい。かつての牙はまだ衰えていないでしょうな?(邪笑)
契約内容:トータスブルグ「神聖ゼア帝国」攻撃契約報酬:エデン兵役債権1日分契約を締結いたします。これより、ジグロード傭兵団は神聖ゼア帝国に開戦いたします。
神聖ゼア帝国ね…神聖でもなければ、ゼアでもなく、ましてや帝国でもねーってか?ハッ、だからと言って容赦はしないぜさーて、野郎共、ちゃちゃが入って予定が少しばかり狂っちまったが、待ちに待った戦だキース王と傭兵王に遅れを取るな!手柄が無くなっちまうぞ、腕に自信のあるヤツは前へ出ろさぁ、いくぜ!くたばれ! カイザーリン!
キース王。最後に貴殿の指揮の元、戦の道へ導いてくれた事に深く感謝するぜ。我が先陣を執り、トータスの解放へ出陣させてもらう。神聖ゼア帝国の者よ。覚悟召されし!傭兵王。共に戦える事。嬉しい限りだ。いくぜ!我の刃受け止められるなら受け止めてみよ!
かつて、コロサスをして「おお 俺は本当はシリアスなキャラなのに おお 今じゃあマグナム お下劣野郎!! おお ジグは本当は真面目な国家なのに おお 今じゃあマグナム お下品国家!!」と謳われたジグロード傭兵団の最終兵器、ラムボックマグナム。11年前(2001年3月)のボローニャ戦役ではエデンに向けて使われたマグナム、今こそ神聖ゼア帝国に対して使うときですね。ラムボックマグナム、出動!(詳細はジグロード王宮を参照のこと)
初動攻撃に抜からぬよう。エデンが4大勢力と言われた所以を見せてくれるわ。…楓くん、例のヤツはもう準備出来てるだろうね?(邪笑)オレも久しぶりに戦場へ出る。かつて生死を供にした大剣で、ゼアの雑兵どもを薙ぎ倒してくれる。オレの中の暗黒の血よ。これで最後だ。
敬愛するキース様の元、再び剣を振るえることがこれほどまでにうれしいとは。キース様の為なら、それが地獄であろうとも何処までもお供いたしますよ。やべぇ、笑いが止まらねぇ。嬉しくて笑うのも何年振りかねぇ。神聖ゼア帝国のヤロー共、例えこの身が朽ち果てようとも、あんたらの好きにはさせねぇからな。さぁて、誰が俺の相手してくれるんだい?命尽きるまで戦おうじゃねぇか
待ってたぜこの時を!!この…体中の血がざわつく感じ……なつかしいなんでもって、楽しすぎる!!傭兵王に感謝を。そして楽園国家エデン、キース国王に永遠の忠誠を。神聖ゼア帝国、相手にとって不足なし!!ナーガ・ラージャ、推して参る!!
フリッツ氏に敗れて座すべき玉座を失った失楽園国家の彷徨い人キース様並びに荒れ野を彷徨う子羊の皆様弱いもの虐めは本来望むところではありませんが傭兵団まで雇って、神聖不可侵なる我が領土を侵すというのなら、受けて立ちます年寄りの冷や水であったと後悔するがいい!神聖ゼア帝国皇帝 アザリン追伸先日キース様が届けて下さった「蒼い恋人」は愚兄に代わり美味しく頂きました
・・・10年の刻を経て再結成された傭兵団・・・・・・そしてあの伝説の兵器が蘇る日が来るとはね・・・嘗てそれを団長へ進言した一人として、参じないわけにはいくまい。ジグロード傭兵団が一人、レイヴァルト!ラムボック団長との盟約、及び楽園国家エデンとの契約に基き、推して参る!!そして・・・ようやっと肩を並べて戦える刻が来たな、楓!えらい長い時間がかかっちまったが、お前との約定、どうにか果たせそうか、な?さぁて、手段は荒っぽいが、存分に暴れさせてもらうぜ!!!
ははっ、キース王、帝国好みの「花」はしっかり用意してあるぜそこんとこ抜かりねえ、あとは花屋に電話一本するだけときたもんださあて…カイザーリンのお出ましだ、花束に代えて、呪竜の準備はいいか?薔薇が一輪じゃあ、カイザーリンには不敬に当たるぜ?急げよ! とびっきりの花束をプレゼントしてやれ
俺は乱戦には向かないタイプなんでね。悪いけど上空から撃たせてもらいますよっと。我が愛しの弓“蒼弓アズラエラル・陽”が再び日の目を見るとは、感慨深いったらないね。俺もゼアには思うとこありなんで、容赦しねぇぜ?長らく眠り続ける要因となった怨み、今こそ晴らさせてもらう。我が意志は最期までキース・ヴェルヌ様と共に!楽園国家エデンの名の元に、いざ行かん!
あはは すげーーー!この状態で実現させちまったのかい、無茶苦茶過ぎんだろう(笑だけどそういうところ大好きだぜ!俺は一介の旅人だけれどね、エデンを終の地にと決めるには十分の理由を見つけたんだ(楓ちゃんの背中を目で追いつつ…そんなわけで俺の全ては楽園国家エデンと共に!!いくよッ!
戦が…始まるという。私も王に続こう。相手は「神聖ゼア帝国」神聖ゼア帝国?帝国?なんだろう、この違和感。頭が、頭が割れるように痛い!!!これは夢か幻か?私は…私、いや、わらわはかつて_ _であったというのか?永すぎた眠りの中で、名前さえ忘れておったあの戦火<焔>を見るまでは、夢現に呼ばれるまでは…!ならば!帝国の名を冠するのは我らがアルシア帝国のみじゃ!!!父祖の霊に祈りを捧げつつ、キース殿とラムボック殿と共に戦うのじゃ!アルシアンなめんな!なのじゃ!見敵必殺!見敵必殺!雌狐ら共々、邪教の使徒らも残らず屠ってくれようぞ!じーく反ラヴ!!!
剣を取った以上は老若男女問わず、ゼア帝国民の首ぶった切らせて頂きます。そして、我らジグロード傭兵団の最終兵器、ラムボックマグナムの威力を存分に味わうがいい。マグナムも10年寝かせたら、すんごい腐ってたんだぞ!!wwwさぁ、ゼア帝国覚悟されたし。エデンとの契約に基づき、この命果てるまで戦わせて頂く。ジグロード傭兵団外務省長官 ラヴ・スウィート
祖皇も女皇ももはやこの世界にあらず我が手にもなにもない。この日に華を咲かせることのできる方々、どうか心ゆくまで。
嘗てのジグロード傭兵団が滅されたあの日、己の無力さに臍を噛んだ。そこから少なからず己を鍛え上げ、友、流恋楓との約定に沿い仕えた白銀の地で、天空に昇るお前を助けること叶わなかった。その後悔を胸に力を求め続け、そして得た、不死の身という邪の力と、冥界王ムゲンより奪い取った魔なる剣の力。はてさて、彼の地、トータスブルグには、高名な騎士団様がいらっしゃるはずだよな?一輪の薔薇として、無限夢幻の泡沫として、先陣を切った俺に挑んでこようっつーヤツは居ないのか?俺の分身たるトカゲに喰われるだけじゃつまらんだろw
よう、「花屋」のレイヴさん、待ってたぜ早朝から配達の電話しちまってわりぃな、ははは目は覚めたかい?冗談さておきジグロード傭兵団、古強者のお前の力を借りれるとなりゃ百人力だお前と轡を並べるのは白銀公国ルネージュんとき以来になるかい?これで最後だ、もうひと戦しようじゃねーの!っと、リーン、おせぇぜ流れ矢に当たんねーよう、俺から離れんなよ?無茶苦茶だって?ははっ、それが楽園流だからな、戦争ってのは伊達と酔狂でやるもんさっと、そろそろ戦場にご到着か、さあさあ、帝国には兵なしかい?寡兵と言えども一騎当千、楽園の諸将が相手になるぜ!
散っていく団長、友をみていることしかできなかったあの日。団長の死と自分の不甲斐なさに認識票を涙で濡らした。想うところありすぎて困るけど、契約に基づきジグロード傭兵団参上だゴラァ生粋のジグミンナメンナヨ?いざ参る!ジグロード傭兵団軍務省長官アドギリア
まずは楽園国家エデン様。スレの貴重な片隅を一つお借りするご無礼をお許しください。そしてジグロードの皆様。王宮からのメッセージ受け取らせて頂きました。その王宮に掲げられた懐かしき傭兵契約。今も威力は衰えていないであろう兵器。それを見た瞬間の全身を駆け巡る熱き想い古き時代を共に駆け抜けた風の国ガルカシュは、連合の一国家として共に戦えた事に深く感謝を申し上げます。盟友ジグロードと共に歩けて幸せでした。最後の戦い、傭兵国家の本領を存分に発揮して下さい。風の国ガルカシュ 元国王フィネス・ミール
11年前、トータスブルグへ遠征した道を再び行軍する。ルナを抱くという神聖ゼア帝国。ルナにゼア…。ヴェルヌ一族にとってもエデンにとっても、そのどちらも忌むべき対象。…光集まる所には色濃く影を落とす。戦神として崇められ光の象徴たるルナと対極にあるグストマーヌ。太古の戦いでルナに敗れたグストマーヌは、憎悪と影その二つを象徴とする暗黒邪教崇拝の対象となった。キースの祖父ダークは暗黒教会を設立し、ルナ教を国教としていたアルシア帝国に対し反帝国主義の象徴としてグストマーヌに帰心した。
我が故郷エデン。楽園国家を冠するからには、すべてを楽しまないとソンでしょ♪故に、戦いも楽しませていただきます。最後にこのような機会をくれた方々に感謝の意を。久方の戦でお互い腕がなまってないといいですね。さて、前置きはこのくらいにして・・・耀、参陣いたします。
そしてゼア。エデンにとってはこの大陸で憎悪の最たる対象である。禁呪戦争と言われた戦いで全ての魔力を使い果たしたキースは、その後10年の眠りについた…。『今のゼア帝国の皇帝の名は誰であるか?』キースの傍らにつき従う一見高貴に見えるが、どこか影のある女性士官に尋ねる。この女性はキースがガウガブルの国王に復帰した直後、どこからともなく現れ、それ以後行動を共にしていた。没落した貴族の娘…といったイメージが強い。女性は身分を明らかにしなかった。というより記憶を封印されてるような雰囲気を持っていた。
キースが傍らに女性を置くのは珍しいことではない。だが、この女性にはどこかで会ったような面影を感じていた。『確か、アザリンと申す者であったと思います』『そうか、アザリンさんが…』10年と言う歳月は人を変えるのに十分な時間である。かつてあどけなかった少女は、皇帝たる威厳を備えた立派な女帝へと変貌をとげたのであろう。『ドーナツが大好きだったんだよ、アザリンさんは…』思わず緊張が緩む。
『…………っ!』突然、女性士官が頭を押さえ呻き始めた。『…そう、わらわは…、竜…帝…の…、メイ…マイ…』その瞬間、全ての点が繋がった。『そうか!どこか見覚えがあると思ったら…(微笑)』10年という歳月はまた新たな宿命を産み出したようだ。
着物の女がすっと現れ、その右手には刀が握られている。その表情は穏やかで、晴れ晴れしくもあった。「刀を愛でるばかりの毎日でしたが、 この時を持って、それを武器となす事に致しました。」サッと刀を一振りすると、女の体から異様な空気が生まれだす。「ムロマチの血を引きながら、この紅目。 お婆様の、魔の血が騒ぎます…」緋色の目が輝くと同時に、戦場へと飛び込んでいった。
在りし日の楽園戦場を駆る傭兵蒼き帝国の御旗終焉の日に昇った陽炎にしては余りにも鮮烈なる衝撃。いや全く以て同意しますよ、氷柳殿。時宜を得た者の、死地へ進む者の何と眩い事か。…そして何と羨ましき事か。されど見物客あってこそ合戦も華やぐというもの。精々我らは見物客としての務めを果たしましょうぞ。
生身の体を捨てて幾久しくきっとコレで動くのも最後だろう輝く日の下も、楽園の夜も我が心、敵を逃さず人間よ畏れよわが光、ミノスの光!
『未明、神聖ゼア帝国へ布告 紅き快楽遊撃団、王命により出陣せよ』早朝、伝令を受け取ると10年ぶりの赤備えを纏う。最期まで『楽園国家エデン』の名の下に戦えることが無性に嬉しい。馳せ参じて下さった傭兵王、出陣して下さった各国の皆様に感謝を。そして最期の時、仲間と共に駆ける機会を下さったキース国王に感謝と忠誠を。この世界が無くなろうとも、楽園国家よ永遠なれ。いざ、参ります!
キースちゃん、あんたが帰ってきてそう命じてくれる日を。かつては国王補佐として仕えた身としては、我が王を一人最前線に行かせる訳にはいかないんだよ。ああ、、もちろん止める気なんてねえですよ。俺も行かせろって話で。あなたの背中は俺が護りますから。存分に此の戦、楽しんで下さいよ。この身、この力全て我が王キース・ヴェルヌ…そして楽園国家エデンに捧げるぜ。んじゃ、行きますか。
「んじゃ、行きますか。」聞きなれた声を後方から耳にし、振り向く。そこには――「サーシャさん!」見ればキース王やその仲間達の姿もある。「参りましょう、敵陣は目の前です!」
ふわりと着物の裾をたなびかせて、見覚えのある女性が駆けてきた。その手には妖しく輝くひとふりの刀。「紗衣ちゃん!?」 少し驚いたが、いつもとは違う彼女から湧き出す魔力を感じると ニヤリと笑ってみせた。「ああ!助かる。キースちゃんに面白楽しく戦が出来るように手伝ってもらえるかい?」我が王の進軍を、臨む戦いを邪魔する者を全て排除するために。
なんだか、とても懐かしい匂いがするさね。今ここに愛すべき女帝が居たら満面の笑み浮かべて突っかかっていったろうに。んむ、まぁ今の俺には関係のない話かな。ただ、それでも。紅伯殿が言うように、見物客としての役目ぐらいは果たそうか。「ん、戦争眺めてカレーが美味い。」
池の鯉が青藻に身を絡ませ死んでいると、朝日に額のルビーを輝かせて、もう1人の弟が言った。ルーア:藻も、増え過ぎると邪魔だね。鯉も、衰えていたけどさ農場に埋めておいてあげて、いつもより優しく微笑んで言う。ルーア:物好きだね、勤務にいくの?冷たく言う時は、とても心配している時だとわかっている。京:うん〜小さな火の粉も、集まったら花火みたいで綺麗じゃない?(寂笑)ところで、私の刀、、問いかけると脇から見慣れた刀を出してきた。ルーア:研いでおいたから!そう言い捨てると池の方へ去っていく。手にした瞬間、魂ひとつ分魔力が御霊刀 山焼に宿っているのがわかった。
10年も前の初陣の時、上官に声をかけてもらった。『なんかあったら、いつでも俺の名を呼べや?』よっぽど不安そうな顔してたんだな俺、と不意に思い出して笑う。でもおかげで安心して任務をこなすことができた。そして今は、あの時よりは強くなった。背中を預けてもらえるくらいには。だから元上官の親友の姿に声をかける。「なんかあったら、俺の名を呼べよ、サーシャ!!」俺の声に気付いてちょっと笑ってた。いいじゃん、いっぺん言ってみたかったんだよw
「手伝ってくれると助かる!」その声に、こくんと頷き敵陣へと乗り込む。「天地・紅狂華斬!!」無心に刀を振るう。「サーシャさん、ここは任せて、先へ!! ナーガさんも!!」大丈夫、戦力差は大きい。このまま押しきれば…!ぎり、と歯を食いしばり、刀に入れる力を更に込めた。
神聖ゼア帝国皇帝アザリン帝国宰相サチ上記2名、無礼千万にして不届き極まりなし!必ずや生きたまま捕らえ、麿の前に召しだしてもらいたい所存!何卒よろしゅうに!あ、できるだけ手荒にはしない方向でひとつ・・・
そろそろ戦場かな空気が高揚としたオーラに包れている。う、、皆のあつい熱にあたってしまいそうだわ(笑)戦いの興奮は、男を喰らう時の感覚に似ている。興奮状態になると赤くなる左眼をおさえた。ふふ、両目が真っ赤だなんて、楓くんみたいじゃない?(独り笑)ゾクゾクする身体を抱きしめる。もしかしたら、戦いの時の方が、熱く燃えるのかもしれない。私ってぇ悪い女だねぇ(自嘲)戦場が見える。私を愛した男達を思い出し、感謝と別れを告げ、10年前のようには動かない身体の、背筋を伸ばした。
急に周囲の空気が慌しくなって来た。何事かと思うと、宣戦布告の知らせが耳に入る。手元に佇む、友人の面影が残る剣。この剣は生きている者を斬るには向いていない。それ以前に自分には戦いの資質というものがない。今までも前線へと向かう人達を見送って来ただけだ。そんな自分に果たして何が出来るのか、いや、何をすべきなのか。大事な剣を握り締めたまま、何かを考えていた。
次々と陣を跡にする仲間たち。その第一陣を見送ると、セレンは天幕に入る。手にしたのは、少しくたびれてはあるけれど、きれいに畳まれた白衣。「…またこれに手を通す時が訪れるなんてねえ」誰に言うでもなく、つぶやく。それを思い切りよく広げると、糊の効いた白衣はパンッと軽快な音を立てた。袖を通したセレンは、その傍らにあるものを手にし天幕を出る。風がここちよいと感じたのもつかの間、両手でそれを大地に突き刺した。
翻るは、『楽園国家おでん』ののぼり。「…なんでこんなものを国旗に選ばれたのかしらねえ…」はためくのぼりを見上げながら、敬愛する主をはじめ愛しい仲間を思う。――どうぞ、戻って来ますように。仲間が向かった方向を見ながら、セレンは白衣の袖を肘まで捲り上げた。「さあ、いってらっしゃい」顔を上げ、ここにはいない旅立った仲間たちに対してつぶやく。仲間が戻ってからこそが、彼女の戦いであった。
なんと、なんと。並み居る有名武将、選り取りみどりってか?(微笑)まったく……どれからお相手すれば良いか迷っちゃうじゃねぇか。トータスブルグの地。ここは、俺にとって庭も同然。この地で我に挑む度胸のある者がいるなら、何人でもまとめてお相手仕る。ただし。かつて、二つの国を単身にて攻め滅ぼした俺に敵う剛の者がいるのならばね?(邪笑)
断片的な記憶、だが鮮やかに蘇りしは竜の旗印。『お久しぶり、と言うべきじゃな!』子供だったあの頃より、少し成長した顔で笑う。『神聖ゼア帝国、いや天華星オルトニアよ、そなたらとは因縁があるのう。わらわ自ら剣を持ち、魔力を携え蹂躪してやるぞよ!!!その地に流れる河を血潮で赤く染め微力を尽くしてくれよう!』『すまぬがセレン殿、キース殿の脇をお頼み申す』制止を振り切り正面へ切り込んで行く。かつての魔導船艦隊などはなく、たった一人で。どこかで声が聞こえた。「のほほんよりおろろんじゃ!」『!?』
傍にいると思っていた女性は天幕にいたようだ。『わらわ、うっかり!!!しかし、困ったのう、そもそも何故国王であるキース殿がこのような前線に出ておるのじゃ?』駆け出した足を止め、しばし逡巡する。
軽く数年は手入れもせずに放置していた剣は、錆びついてしまって鞘から抜くことすらできなかった。もっとも戦士、というほどに戦いに慣れている訳でもなく、剣を持ったからといって何ができるわけでもない。ただ、彼にあるのは研究で得た多少の魔法の知識のみ。それでも戦場へ出向こうと決めたのは、ジグロードという名前に惹かれたかもしれない。
「もうとっくにいなくなってるってのに、未だ俺の中はあんたでいっぱいだよ」自嘲気味に笑い、剣を投げ捨てる。指先に魔力を集め、まずは小手調べとばかりに手元の林檎に腐敗の呪いをかけると、みずみずしかった果実が、ものの数秒で異臭を放ち始めた。「世界の終わりに立ち会って、俺は今度こそあんたのところへ行く」フェン=ラディウス。もう自分のことなど覚えてはいないだろうその男の背中を、彼は今でも忘れずにいる。
「セレンさ、まだあの旗持ってたのか…」懐かしい旗がはためくテントを見下ろし、若干呆れの残る顔で天使は呟く。「さん」の「ん」が言えないのは相変わらず。羽がある身、行こうと思えばいつでも飛んで行ける。防御に適した己の役割は忘れた訳ではない。「キースさも、京華さも、怪我しなきゃいいんだけど」言って思う。そんな事、気にするのが馬鹿げてるのかも知れない。みんなの顔を見たか。喜びに満ち溢れ、歓喜に体を震わせているではないか。そう、楽しい。今がとても楽しい。この10年、これを待っていたんだ。
今すぐ前線に飛んで行きたい。行ってもっともっと楽しくなりたい。うずうずする。ぞくぞくする。羽が震える。愛弓を握る手が痙攣し、カタカタと音を出す。「やっべぇ…」俺はこんなだったっけ?自分の顔が上気しているのが分かる。唇が乾き、何度も舐め上げる。これじゃあどっかの着物美人みたいだ。一人身悶えていると、ばんっと背中を叩かれた。同じく羽を持つ古い仲間。再会を果たした友人だった。「シェムく〜ん、こんなとこで何してんの」
戦場で一際異彩を放つ存在、己が身を贄に呼び出した異形の存在、呪竜。魔の、邪の存在である自分ならば、と、あれほど剣の錆としてきた存在を、今は乗騎として利用していることに苦笑する。「篭城ってのも選択肢ではあるんだが、 如何せん、面白味には欠けるわな。」猛り暴れる分身を気ままに放置しながら、様々な戦略に思いを巡らす。「よし、この世界で始めて実用化した先行く者、 マグナムの先行試作型を大量投入してみるか。(邪笑」徐に魔剣を取り出し、宙に方陣を描き出す。「マグナムに劣るとは言えど、威力は折り紙付き。 さて、この世界初の先行く者よ!猛り狂え!!」
「ほぅ、あの女性は・・・?」その女性の面影に、かつての記憶が微かに重なる。かつて、天魔連邦に反旗を翻す決断を下した時。僅かばかりの躊躇があったとすれば、彼女の存在だけだった。「あの時は、涙を流してくれた幼子だったのにな……懐かしい……」不思議な縁もあるものだ。最後の最後に、このような場所で再会できるとは。「だが、この俺を抜ける程にまで成長できているのかな?」近寄る敵の将兵を斬り倒しながら、男は心から愉快そうに微笑んでいた。
「さて、行こうか」双女神の剣を手に船から降り立つ。王自ら前線に立つことなどあるまじき行為なのかもしれないが――「この乱戦に王も何もあるまい。そんなことよりも――」胸に秘めるものが大きかった。この地、初めて忠誠を誓ったあの御方の言葉を聞いた。動かないわけにはいかない。「最後くらい、思うままに剣を振るわせてもらおう。メイマイよりリラ・アンダンテ。参ります――!」王として、騎士として。
傭兵契約のもと、団長の命令を受けて戦場を駆ける。夢を見ているんじゃないだろうか。おお、あそこで暴れてるのはレイヴァルトさんか、元気そうで何より。ってアンデッドに元気とかあんのか。「またこうして肩を並べる日が来るとは思わなかった」最後に会ったのはハルベルトにともに制覇した時だったか、ノイエドールの時だったか。だいぶ立ち位置は変わっちまったようだがね。
一頻りてこを入れ、響き渡る怒号の中で、各所の戦局に視線を巡らす。その中に一人、同じ「ローヴェ」の名を持つ武器を携えた戦友の姿を見つけた。「互いに思うところ、位置は違っても、 同じ場に動くことが叶えば本望さね。」何より、例え形だけであったとしても、信頼出来る存在が味方として動いてくれるだけでありがたい。「伸るか反るか、当たればでかい一発を喰らわせてみるか!」両の手に携えた、魔剣と銀狼槍に魔力を注ぎ込んでいく。「そろそろ名のある騎士様を前に出さねーと危ねーぜ?(邪笑」
怪我人の介護にいそしむ白衣の天使に、テントの外から声がかかった。「林檎が何で赤いか、知ってるかい?」セレンの表情が思わず引きつる。この声、そしてもうすっかり聞き飽きてしまったこのフレーズ。「はいはい、私に恋をして赤く染まっちゃったんですよね。ヴァルドさん、あなたいい加減新しいネタを――」振り返ると、いつの間にか真後ろに立っていた闇エルフに体当たりしそうになる。よろめいたセレンを支え、ヴァルドはにこりと微笑んで耳元に顔を近づけた。「やあ、お久しぶり。元気だったかい?」