心地よい風の吹く高原。深い森に囲まれた宮殿を見上げる闇エルフが1人。「何とか無事に帰ってこれたな」世界は混乱を極めている。其処かしこで忌まわしい生き物が闊歩し、それに立ち向かう人々や苦渋の決断で剣を向ける者。穏やかな人々の住む故郷にも火の粉が降りかかるかもしれない。そんな想いから帰国を早めた彼は足早に宮殿へと進む。慣れた足取りで宮殿内を進む視線の先には接見の間があった。
扉の前で立ち止まったセルミアはふと古き記憶を思い出す。この国へ仕官したのは心地よい風に惹かれたという単純なきっかけだった。しかし単純なきっかけではあったがそこで出会った人々は今となってはかけがえのない存在となる。何より初めて忠誠を誓い、変わらぬ笑顔を見せてくださる御方に再び出会えた奇跡。「久しぶりの接見の間を前に感傷的になりすぎているな」苦笑しながらも足は止まったまま。ふと窓から城下を見下ろすとやはり様々な思い出が蘇る。ほんの一時であったが離れてみると見慣れていた全てに愛しさを感じる。思い出されるのは皆の笑顔。
「今、皆は何をしているのかな?」そう呟きながらセルミアは相変わらず感慨深げにそこから動けずに居た。眼下に広がる景色を目に焼き付けようとしているように。*入国挨拶に代えましてRPスレもどきを立てさせていただきました。せっかく最後なので懐かしくRPでもしてみませんか?・・・とは言ったものの久しぶりすぎて書き込みに時間がかかってしまった(倒絡んでもよし、呟きでもよし、過去に遡っても、現在でも。お気軽に書き込んでいただければと思います(ぺこ
人の幸福とは家族の中にこそあるのだ。家族を守る事が国を守ることにつながり、家族を崩壊させる事は先人達を、そして未来の子孫を軽蔑することにつながる。ガルカシュはでっかい家族だ。オレ自身、正直驚いているが、大切なモノは無くしてから気づくもんだねえ…
余「セルミア。肩車せい」セ「(´д`)ェェエエ」(余も復帰っと。)
"現在の各国の状況は…""次の討伐対象の呪竜"会議室の掲示板には現在の状況が張りだされている。…また竜の数が増えたのか…。呪竜の姿に溜息がもれる。ここはまだ戦火は及んでいないものの何時どうなるか判らない。一晩で戦局は変わる。以前、身を持って知った事だ。まあ、今は出来る事をやるしかあるまい。会議室を出て通路に出た時、窓から外を見つめる闇エルフの姿が目に入る。「無事、帰って来られたようだな。おかえり。」すれ違い際に軽く肩を叩き笑ってみせた。※と言う訳で乗ってみる(何
冬眠から目が覚めて少し世界を回ったけれどもやっぱり最後に帰ってきたのはこの国でした色々あってこの国に来て、色々考えて出奔したけれども思い出されるのは楽しかったことばかりです砂漠の王様の「ガルカシュはでっかい家族」のお言葉に不覚にも泣きそうになりました帰ってこれて良かった最後にみんなに会えて本当に良かったたくさんの笑顔を見れて良かった本当に「ありがとう」*RPしたかったけど自分のキャラ設定いまいち思い出せず…思い出せたら再挑戦したい所存です!
少女は湖のほとりに居た傍らには少しばかり形状のおかしい小さな人形があったそれは嘗て出会った人、今を共に生きる人、様々な人の姿を模した魚だった「どうせ終わるなら、僕はこうやって遊んでる方が良いな」湖で優雅に、自由気ままに泳ぐ魚を捕まえては姿を変化させて湖に戻すその作業を繰り返した結果、いまや湖にはまともな生き物が居なかった本来であれば環境破壊だの何だのと怒られる…ではすまないだろうが、今は終末 多少の事は赦されるであろうと判断した少女の玩具箱と化してる
少女がくすくすと笑いながらも次から次へと着せ替え人形のように姿を変えて遊んでいると、ゆっくりと、けれどもほんの少しでもこの風景を記憶に焼き付けるかの様にして歩む人の姿が見えたそれは風の国と呼ばれるこの国に似合う浅葱色の髪に褐色の肌の青年、セルミアだった「やぁ、おかえりなさい」手にしていた魚を放し、青年の元へ駆け寄ると少女に気づいたのか本来ならば見上げなければ見れないはずの顔が、少女の近くまで下ろされる彼は何時も優しい、こうして身長に差があれば同じ目線まで腰を下ろしてくれるまぁたいていの場合その優しさが仇となって少女達の玩具にされるのだが…
「あ、そうそう今お城はとっても面白い事になってるよ」それは、役職を「ミジンコ」に改変されている事なのか、それとも玉座に座る人物の事なのか…彼だけが知っていると、言うわけでおかえりなさい♪ってか半裸よ文字数制限がきついぞ!中の人がかなり焦ったじゃないかっ
宮殿のテラスの角に背中を預けて座り、素朴な細工の施された欄干の隙間からそうっと地上を見下ろす。ひょこひょこと歩みに合わせて揺れる翡翠色の尻尾を木々の隙間を覗かせながら彼が段々とこの宮殿へと近づいてくるのが分かる。「気づかれないようにしないとね…」わざわざ待ちかまえてたなんて知られたくない。偶然鉢合わせて「ああ、帰ってたんだ、おかえり」ぐらいが丁度いい。彼の姿が完全に宮殿の中に消えたのを確認してから僕は立ち上がる。
テラスに手をかけ、もう一度地上を見下ろす。城を守る深き森と、遥か地平線の彼方まで広がる草原。吹き抜ける風が髪を揺らし、羽を象ったピアスを揺らす。「風は嫌いだ…」そう、呟いた。このテラスはかつての僕のお気に入りの場所。国土の全てを見渡し、いつでも風を感じることが出来たから。だけれども、いつしか僕は風が嫌いになった。変化を嫌う者、向けられる悪意に気づこうとしない者が振りかざす言葉はいつも「自由な風の国だから」「優しい風の国だから」そればかりだった。やがて僕は風を憎んだ。この国に最初から風など吹かなければと思った。風は、何も考えていないというのに。
目を閉じて、ただ肌の感覚だけを受け止める。二度と戻らぬと吐き捨て、失意のうちにこの国を去った。それから長い長い年月が流れ…世界の終わりを知る。気づけば、二度と取るまいと思った姿で、二度とくぐらぬと誓った門の前に立っていた。あまりにも時が経ちすぎたが故、執拗に拘ったモノたちは皆存在ごと洗い流されていてこの国は本当に優しく僕を迎えてくれた。風は、素っ気ないほどにそのままだったけれど。「もう、いいのかな」風を憎まなくてもいいんだろうか。やっぱり心から好きだとは最後まで言えないけれど。…さあ、さも偶然会ったふりをするにはどこに行けばいいのかな?
慌ただしく森の国へ築城支援をした僕は、ふと玉座を見上げた。そこにはかつて僕がその場所に座っていた時の国王補佐がいた。世界の最後にその座に座ることになった、戸惑いながらも凛とした姿。世界のあちこちで聞こえる竜の叫びと狩り人達の叫び。アジトという名の偽装屋敷から繰り出される砲撃。何か国かは必死で支える城壁が願い空しく崩れ落ちていく。その時、ネイクー高原から吹き込んだ風が僕のほほを撫でていく。僕はその玉座に座る主を眺めながら、ふと10年前に想いを馳せた。
それは、まだ竜も存在せずアジトも無かった時代。忘れもしない寒い風が吹き続ける冬の事だった。みんなが必死で戦争をして必死で国を守っていた。リザレクトフォースが崩壊したと聞いたのは数日前だったか。本国も領地も両方とも崩れ落ちたと聞いた。夜間は不在にしている僕のところに一本の緊急連絡が入った。国王補佐からだった。「森の国がトライアンフに宣戦布告した」あの緊急連絡を受けてからの1日は長かったのか、短かったのか。
自分たちの国を、盟友の国を守ろうとみんな必死だった。慌ただしく刻一刻と状況は変わって行った。ジグロードの城壁が崩れ、連合を統べる傭兵王が目の前で戦死した。かの傭兵王が生前僕に言い残した言葉。「無念の黒き魂がガルカシュに現れたら知らせて下さい」無念の黒き魂。それは敗戦国のどこかに現れる事があるという伝説の造物。同時に存在するのは2つと誰かが言ったか…先に崩壊したリザレクトフォースに2つ出現した魂。僕は、傭兵王の墓前に手を合わせ、静かに報告した。「ジグロードにも、ガルカシュにも、魂は現れませんでしたよ」
その後。リザレクトフォースの女王がその魂を胸に抱いて神殿に登った。恐怖という名の玉座に座り、彼女は何を思ったろう。恨みと一言では言い表せないさまざまな想いを抱いて。彼女は…砲撃を放った。僕には分かる。きっと彼女は後悔していない。例え、心の中では涙を流しながらも彼女は堂々としていた。貴女はやっぱり凄い女王だ。なんて潔い。でも、僕は思った。傭兵王のところにも、僕のところにも、魂は現れなくてよかった、と。彼女には彼女の、僕たちには僕たちの戦い方がある。きっと、傭兵王も魂があったとしても神殿には登らなかった気がした。
ほほを撫でる風を感じて、再び僕は玉座を見上げた。あれから10年。僕は想いを共にする風の国のみんなと一緒に走り続けている。世界の終焉を前に懐かしい友人たちも多く帰って来てくれた。世界の各地ではまだたくさんの竜たちが叫びをあげている。その思いを否定はしない。でも、その行動は多くの人に悲しい涙を流させる。だから、僕は大切なものを守るためにみんなと共に戦う。「さて、そろそろ帰ってくる頃かな」僕は、静かに王宮を後にして門へ向かった。10年前も、今も、僕たちと共に戦ってくれる親友を迎えるために。「おかえり、セルミア」
「そろそろ戻ってくる頃かな?」セルミアしゃんがそっとガルを出て行ったのを知って、やはり彼もジグへ向かうだろうと思っていた私たちにとってジグは第二の故郷になっていたトライアンフ時代の役職者達にとっては私とはまた別の想いがあるだろうあの頃の私はただジグの家族と過ごす時間が大切だったセルミアしゃんも苦労してたよね当時の彼の奮闘ぶりと今のラウルとのやり取りとを比べてしまってどうしても頬が緩んでしまう
どんなに辛い思い出も、残り少ないこの時間を一緒に過ごせるだけで吹き飛んでしまうそう、風はすべてを包み込んでくれるんだそうこうしているうちに門へとたどり着いた出迎えに来ていたみんなに合流して嬉しくなる「セルミアしゃんおかーむ♪」さっきちらっとラウルが見えたけど見えない振りをしていよう彼に見つけてもらう方がきっと嬉しいだろうから(笑)
時は少し遡る。国境を越え、故郷の風を感じながらセルミアは迷っていた。このまま真っ直ぐに王宮へ向かうかどうかを。幸い故郷は戦火を免れている。美しく懐かしい風景を今のうちに見て回るのも悪くない、そう思っていた。自然と足は湖へと向かっていた。そこには魚たちと戯れる銀髪の少女がいた。
「やぁ、おかえりなさい」駆け寄る少女・ティナに目線を合わせるよう屈みながら笑顔を返す。その無邪気な笑顔を見ていると度々の悪戯も許せてしまうから不思議だと内心苦笑していた。「あ、そうそう今お城はとっても面白い事になってるよ」そう笑いながら言うティナはセルミアをいつも困らせる悪戯っ子の顔をしていた。ティナの言葉が気になったこともあり、湖を少し散策したのち王宮へ向かう。王宮が近づくにつれ懐かしい人々の声が聞こえてくる。正門前、そこには出迎えの友人たちが集っていた。
まず目に入ったのはジャバ・ザ・ハット。初めて出会った彼は土の精霊だった。再び出会った彼は新たな生を受けた彼だったがその言葉の中に見え隠れする優しさは変わらない。少し涙ぐんでいるようにも見えるが、そこは男同士。何も言わなくても通じるとセルミアは肩に軽く手を置くのみに止めた。次に目に入ったのはハン・デ・クルト王子。自由な風の精霊であり、いつの間にか親友の息子になっていた彼。「セルミア。肩車せい」そんな事を早々に言ってきた。やれやれと思いながら、隣のその父親に目を向けた。
フィネス・ミールはそんな息子を苦笑しながらも愛しそうに見ている。「おかえり、セルミア」彼はいつだって微笑みを浮かべている。この国で変わらずに居てくれる。勿論、成長や変化もしている。しかし変わらずにいる心の軸に触れるたびにセルミアは彼の強さを知る。勝ち目のない戦端を開くと決めた日の強い眼差しは彼の本質だろう。本当の強さとは彼が教えてくれたのかもしれない。そんなフィネスの後ろから声が聞こえてくる。
「セルミアしゃんおかーむ♪」声の主はライラ・如月。オッド・アイの瞳はこの国の様々な歴史を見てきた。この国は彼女のお陰で今があると言ってもいいかもしれない。類まれな行動力があり、その為に得、その為に失うこともあっただろうに。こうして最後を笑顔で過ごすことが出来る。そんな彼女をセルミアは眩しそうに見つめた。仲間たちは口々に不在時の様子を教えてくれる。その中には再びこの国へ戻ってきた人の話題も上る。珠月さんもその1人であると聞き、懐かしく嬉しくセルミアは思った。
名残惜しくもあるが正門を後にしセルミアは宮殿内へ進む。接見の間を前に足を止めていると会議室から出てくる長身の男が目に入った。長い銀髪が歩くたびに窓からの光に反射し、彼が闇の魔法の使い手ということが不釣合いなほどだった。「無事、帰ってこられたようだな。おかえり。」彼はすれ違う際に軽くセルミアの肩を叩き、笑顔を向ける。久しぶりに会うザンデはすっかり茶処のマスターが似合う穏やかな空気を纏っていた。「ありがとうございます。接見が終わったあとに寄らせていただきますね」つられたように笑顔を返し、そう声をかけたのだった。
さて、そろそろ接見を済ませて一度帰宅しようか。窓から視線を外して歩み始めようとするが再び足を止め、セルミアは振り返った。「・・・やはりあの方は来て下さらないか」気配がしたように感じたが姿は見えなかった。あの方にとって王宮は様々な想いを呼び起こす場所。会えなくて当然だとセルミアは苦笑して、再び歩み始めえる。「ラウル様、接見が終わったら姿を見せてくださいね」やはり気配を隠しきれていない唯一の主君に歩みながら呟いた。
そして接見の間で弟と再会する。少しばかり前に描いていた夢が意外な形で叶った事にセルミアは驚いていた。今までその椅子には様々な国の領主が座ってきた。最後に領主という形であれ、この国の民がその場所にいてくれることに感謝したい。そう思いながら居心地悪そうにしている弟を見上げて笑った。接見の間を後にしたセルミアは足早に王宮を進んでいく。そして王宮の出口付近の柱から水色の髪をようやく見つけたのだった。
「ラウル様、探しましたよ!」思わず非難めいた言葉を投げかける。しかし隠し切れない嬉しさが顔中に広がっている。そして、やれやれといった雰囲気でラウルはようやく姿を見せたのだった。遠い昔、この世界を去った主君。セルミアの記憶の中の主君は多くの日々を憂い、そして疲れた顔をしていた。そのため、もう2度と出会えることなどないと思っていた。しかし世界の終わりにこうして再会することになる。普段は全く浮かばない言葉がこみ上げる、神に感謝したい、と。穏やかな表情のラウルを見つめながらセルミアは心から嬉しく思う。
最近は嬉しさのあまり行き過ぎた敬愛をついつい表現しては窘められる。傍から見ればくだらないそのやり取りがセルミアには嬉しく、また堪らない気持ちにさせる。どうか最後まで穏やかに過ごせますように。目の前のラウルはもちろんのこと目を閉じれば浮かぶ皆を思い、そう願うのだった。*最後までの日々をどう過ごすかに引き続きご利用いただければ幸いです(ぺこ
「おかえり、ああ、帰ってたんだ」まるで今存在に気づいたかのような口ぶりで、目の前に居るセルミアに話しかける。昔、確かに彼とは親しくしていたのだけれど…もう少し引いた印象があった。それが、この世界に立ち戻った途端、大きな犬のように擦り寄ってきた。嬉しいと同時に、どこか申し訳ないような気になってしまう。全てを投げ出してこの世界から去った僕に、彼の敬愛を受ける価値はあるのか。そう思うとつい、そっけない態度を取ってしまって。もっと、優しくしてあげたいのに。
だけれども、彼が旅に出て…少し離れてみて、ふと気がつく。きっと彼は…僕のあの日々が無駄じゃなかったと教えてくれているんだ。こうして、ここに想いが残っているのだから。そう気づいた時、少し気が楽になった気がした。今はただ、終わりの時間を穏やかに過ごせればそれでいい。やっぱり、気恥ずかしくてあんまり優しくできないんだけどさ。「…ああ、いい風だね…」ガルカシュの風は、本当に心地良い。